スイートコーンの播種

昨年まで出荷用にたくさん栽培していたスイートコーンですが、今年からは自家用で栽培です。カラス・小動物や虫が必ず食べに来るため少し多めに種を用意しています。写真に写っている種は袋の入数の半分ほどです。

育苗や植え付けのしやすさを考慮して、セル育苗です。自家用なのでゆったりした72穴セルトレイを使っています。生産用には128穴や200穴を使います。

土はピートモスが主体の播種育苗用土を使っています。安くもなく高くもなく、ちょうど良い使いやすいものです。ポイントとしては、軽くて・排水性・保水性があり・多少乾燥しても撥水せず、肥料成分も含んでいる土であることが重要です。


スイートコーンの種は先細りになっています。尖った方を土に差し込むように播種をしていきます。根が出てくる部分を下にして埋め込むと無理なく発芽してくれます。 逆向きにしてしまうと、根が伸びる際に種が浮き上がりやすくなってしまいます。

スイートコーンは兼光性種子ですが、セル育苗の場合は深さは浅めが良いです。セルの下の方は加湿状態になるため、根腐れを起こしやすくなります。軽く覆土してからたっぷりと散水してやります。(自家用のため省いていますが、散水後にバーミキュライトというキラキラした軽い石を覆土材として使用すると、より発芽しやすくなります。)

温暖化の影響で、セル育苗は難易度が高くなりつつあります。水分管理、温度管理がとても難しいです。最近は高温対策用に白色のセルトレイも販売され始めました。当園でもそれを使う日がやってくるかもしれません。

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