大食い害獣「モグラ」退治

めったに目にすることのないモグラ。温暖化の影響か、最近増えています。農家や家庭菜園での嫌われ者ですが、様々な被害をもたらします。

そんなモグラを捕獲できる道具もいろいろありますが、今のところ一番効果が高いのは写真の捕獲器です。

小さな体でも大きな被害をもたらす厄介者

10cm~15cmと、害獣の中では体が小さく一見かわいらしいイメージのモグラですが、こやつは鹿より厄介です。とにかくよく食べるようで、餌のミミズや虫を求めて地中を掘りまくります。その通り道に野菜の根があれば、食いちぎってしまいます。マルチフィルムにも穴を空けあたり、水田の畦に穴を空けたり、さらには川の土手に穴を空けることで水害を招くこともあるそうです。モグラは泳ぎも得意なので水があっても泳いで移動できるそうです。

警戒心も強くなかなか捕獲できない

モグラは目は良く見えないようですが、嗅覚が鋭く人工物や人の臭いなどに警戒をします。そのため、捕獲器での捕獲は難易度が高いです。そもそも、モグラは良く通る道と、あまり通らない道があります。やみくもに設置しても捕まえられないので、良く通る道を探すことがモグラ退治の要になります。

良く通る道は踏んで確認

モグラが通った道は盛り上がって見えるところがあります。盛り上がった部分の一部だけを踏んで潰しておき、そこが修復されるか否かで判別します。畑の端でよく見つかります。畦にくっきりと穴があれば可能性が高いです。

写真は撮影用に未使用のものですが、実際に設置する場合は事前に土を付けて金属臭を消しておきます。モグラが良く通る道に設置できれば、1日~3日程度で捕獲できます。この捕獲機の優れているのは、捕獲器が土と同化しているためモグラが気づきにくい点です。おそらく気づいた時には既に捕獲状態でしょう。

※農業目的外での捕獲は禁止されていますのでご注意ください。

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