一番美味しい葉物野菜?

菜の花

冬から春にかけての旬の野菜、菜の花です。味が良く、長い期間収穫できて家庭菜園でもオススメです。

小松菜や大根などの野菜も、抽苔(塔立ち)して菜の花になりますが、写真の菜の花は、菜花専用に改良された菜の花です。少しよく分からない言い回しですが、菜の花として美味しく食べられるように作られたアブラナ科野菜です。

「油菜科野菜」という名前のとおり、油分をたくさん含んでいます。蕾(つぼみ)の部分だけではなく、葉っぱにも油が含まれています。素手でたくさん収穫していると、手がコーティングされたようになります。油っぽい油膜ではないのでさほど気にはなりませんが、「油菜」を実感できます。

さて、この菜の花ですが葉物野菜なのに、栄養価がとても高いのが特徴で、ビタミンやミネラル、食物繊維なども豊富です。さらに抗がん作用のある成分もあり、健康・美容に良いとされています。

葉物野菜は人によっては嫌われ者の部類に入ってしまうかもしれませんが、この「菜の花専用種の菜の花」はとても味が良く、汁物に入れると菜の花自身から良い出汁が出てきます。特に「おでん」や「鍋」には菜の花の出汁が良く合います。また、炒飯や野菜炒めなどシンプルな炒め料理に加えるだけで、菜の花のコク・風味が入り旨味と彩りが引き立つようになります。

こんな万能な菜の花ですが、ご家庭ではあまり使われないのではないでしょうか?

蕾の部分だけがパック詰めされて売られ、季節や彩り野菜のイメージが強いのかもしれません。ギュッとパック詰めされているので割高感もあるでしょうか。直売所では比較的安価で、葉っぱの部分もたくさん付いた状態で売られています。

ただ、直売所には「菜の花専用種ではない菜の花」もたくさん出荷されます。軸が細い菜の花がたくさん入ったものはその可能性があります。なるべく軸が太く葉がたくさん(または大きい)付いているものを選んでください。

葉物の中では一番好きな野菜なので、少し記事にしてみました。栽培の仕方も記事にしてみたいと思います。

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