試食の争奪戦

丹波篠山黒枝豆

10月に入りましたので、少しだけ試食をしました。

まだ莢がしっかり膨らむのはこれからですが、若いながら瑞々しい甘さがあります。今年は例年よりも早く黒く色づいているかもしれません。でもちゃんと美味しく育ってくれていましたので、ひと安心です。

あとは虫が急に増えたり、台風の影響が少ない事を祈るばかりです。今日はお鍋に少しだけ茹でましたが、子どもたちがすぐに一言「これだけ?もっと食べたい」と言いました。試食分だけの少しの量で、あわや喧嘩を始めるところでした。

10月はたくさんのお客様のもとへ発送しておりますが、我が家で食べているのは、商品にならなかった規格外のものです。皮に虫食いがあっても中の実は何ともなかったり、機械で枝から莢を外す時に皮がかなり破れてしまったものなど。規格外の分、鍋一杯、毎日余る程あります。10日頃から月末まで、毎日なので「食べすぎ注意やなぁ」と言いつつ、やっぱり鍋一杯食べています。まるでカニを食べるように黙々と…という我が家の10月の風物詩です。

そんな風に毎年10月にはたっぷり食べているはずの子どもたちですが、丹波篠山で生まれ、畑で育ち、枝豆は鍋一杯が当たり前。飽きない美味しさ、もちろん大人もです。収穫から出荷までにはたくさんの手作業がありますので、毎日クタクタになってしまいますが、食べたくない日はありません。

お客様からご予約を頂く時に、「今年も楽しみにしています」とのお声をいただき、嬉しいと共に、美味しい枝豆をお届けしなければと、気の引き締まる季節でもあります。

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